元気なうちに葬儀に関連する知識とマナーを知っておこう!

仏壇の基礎知識

仏壇とは

仏壇は位牌を置く場所と思われがちですが、「仏」という字がある通り本来は各宗派の本尊を祀るためのものです。すなわち家庭用の御堂ということです。

仏壇の種類

仏壇は仕上げ方によって二種類に分けられます。
  • 塗り仏壇・・・金仏壇ともいう。漆塗りの上に金箔を貼ったもので、主に関西や          中部地方に使われる。

  • 唐木仏壇・・・白木上げの木目を生かしたもので小ぶりに作られることが多く、          主に関東地方に使われる。


仏壇の基本仏具

仏壇に飾る仏具として、宗派に関係なく必要な三具足(みつぐそく)を知っておきましょう。
  • 香炉
  • 花立て
  • 燭台(しょくだい)
花立てと燭台はバランスがよくないので、二つずつとして五具足にすることもあります。

仏壇の安置の仕方

方角
安置する方角はさまざまな説がありますが、真北に向ける以外は置く向きに吉凶はありません。安置する方角は、
  • 南面北座・・・仏壇を南向きに安置し、拝礼する人の背中が北になるようにする
  •          方法。
  • 本山中心・・・宗派の本山がある方角に安置し、拝礼する人が本尊と本山に向
  •          かうようにする方法。
  • 西方浄土・・・本尊が阿弥陀如来の場合は極楽に向かって拝礼できるように、
  •          仏壇を東向きに安置し、拝礼する人の背中が西向きになるよう
             にする方法。
の3つの方法があります。
場所
仏壇を安置する条件の良い場所は、
  • 家族が集まりやすい場所
  • 落ち着いて礼拝できる場所
  • 風通しの良い場所
  • 直射日光が当たらない場所
  • 湿気が少ない場所
  • 冷暖房の風や熱が直接当たらない場所
が適しています。
注意点
その他注意点として、
  • 立って礼拝する時は、本尊が胸の高さより上になるように
  • 座って礼拝する時は、本尊が目の高さより上になるように
  • 神棚がある時は、仏壇と向かい合わせにならないように
安置します。
本尊や仏具の種類・飾り方は宗派によって大きく異なるため、仏壇の購入の際は菩提寺や仏具店に相談してみましょう。

開眼供養(魂入れ、入仏式)

仏壇の準備が整ったら、菩提寺に連絡して「開眼法要」のお願いをします。仏壇に祀る新しいご本尊と位牌に仏の御霊を入れるための大切な儀式です。

毎日のお勤めとその作法

仏壇は飾りものではなく、毎日のお勤めをしてはじめてその価値がでてきます。それを続けることによって故人への供養になり、また自身にとっても修養となります。

作法は毎朝食前と毎夕食後に行うのが基本です。下記はその流れです。
※順序などあくまで一例
朝食前 夕食後

仏壇を開ける
    ↓
淹れたてのお茶または汲みたての水を供える
焚きたてのご飯を供える
    ↓
お花の水替え
    ↓
仏壇の前に座る
    ↓
一礼をする
    ↓
ろうそくに火を点ける
    ↓
線香を灯して香台へ立てる
    ↓
鈴を鳴らし、手を合わせる

    ↓
お経を唱える
    ↓
再び鈴を鳴らす
    ↓
ろうそくの火を手であおいで消す
    ↓
一礼して、内扉を閉める

仏壇の前に座る
    ↓
内扉を開ける
    ↓
一礼をする
    ↓
ろうそくに火を点ける
    ↓
線香を灯して香台へ立てる
    ↓
鈴を鳴らし、手を合わせる
    ↓
お経を唱える
    ↓
再び鈴を鳴らす
    ↓

ろうそくの火を手であおいで消す
    ↓
一礼して、内扉と外扉を閉める

・お供えしたご飯やお茶または水は夕方にまでは下げます。
・お菓子や果物などの供物は置きっぱなしにせず、お勤めの後下げて家族で頂きます。
・供花は毎日水替えをして、枯れてきたら新しい花に取り替えましょう。
・仏壇の棚や仏具はこまめに埃をためないように掃除をしましょう。
お勤めが済んだら火事にならないよう、ろうそくや線香の火が完全に消えたかどうか確認しましょう。

墓参りをする

墓参りの作法

仏式


墓参りは故人と先祖を偲ぶ立派な供養です。それゆえ作法を身につけておくと良いでしょう。

掃除・お供え・礼拝

墓に着いたら水をかけたり供物を供えるのは後にして、まず掃除をしましょう。落ち葉やごみを掃き、水を含ませたタオルをしぼって墓石を拭きます。

 

掃除が終わったら、花、水、供物、線香を供えます。なお、供物は直に置かずに半紙などを敷いた上に置くようにします。

 

すべて準備が整ったら、順番に手桶からひしゃくで水を汲んで墓石にかけて礼拝します。

・お参りが済んだらカラスなどに供物を荒らされないよう持ち帰りましょう。
・線香も風で飛ばされて火事にならないよう注意しましょう。

時期

墓参するのはいつ行っても何度行っても良いのですが、多用な毎日でなかなかそうは行けないという方は、

  • 春秋のお彼岸
  • お盆
  • 故人の祥月命日
  • 年忌法要

などの行事は供養のために墓参しましょう。

 

神式


仏式同様、お彼岸、お盆、故人の祥月命日「式年祭」の時に墓参りをします。

 

供物は故人が生前好んだ食物・常饌(じょうせん)のほか、水、洗米、塩などの神饌(しんせん)、お神酒を供えます。

 

花立てに榊を捧げて、一般的には「二礼二拍手一礼」で拝礼します。

 

キリスト教式


カトリックでは故人の命日のほか、毎年11月2日の「万霊節(ばんれいせつ)」に墓参りをした後、教会で行われるミサに参加します。

 

プロテスタントで故人の命日である召天記念日に追悼式典を、牧師さんを招いて墓前で行ったりします。

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